建築探訪

2022年10月17日 (月)

紀尾井清堂(2020/設計:内藤廣)

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「思ったようにつくってください、機能はそれに合わせて後から考えますから」という夢のような依頼からこの建築は設計されたそうだ。それも東京のど真ん中の超一等地に。
見学させて頂いて改めて「自由」の恐ろしさについて考えさせられました。同じく「自由」と戦い、同時期に竣工したKAIT広場(設計:石上純也)と紀尾井清堂をセットで見学されることをお薦めします。
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(撮影:2022年10月8日)

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2022年10月10日 (月)

ポーラ美術館(2002/設計:日建設計 担当:安田幸一)

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箱根にあるポーラ美術館を見に行って来ました。
この美術館は車でアクセスするしかないのですが、緑のトンネルを抜ける箱根の峠道のドライブ〜ポーラ美術館〜建物周りに計画された遊歩道の散策までを含めて、この建築を体験する一連の物語が素晴らしく良くデザインされています。車でしか行けないこの山の中に美術館を建てようと思った決断も凄いし、建築の建ち方も素晴らしい。傾斜地にすり鉢状の穴をあけ、その中に免震構造で擁壁から縁を切った状態で建物が浮きながら埋め込まれている。よくこんな事しようと思ったなとクラクラします。恐ろしく大変な工事であり、同時に物凄くワクワクした工事だったろうと想像できます。なにしろ森の中にすり鉢状の擁壁を作るだけでも一大プロジェクトです。
建物の周りには森を散策する遊歩道がデザインされており、その道からはこの建物が山に"浮きながら埋まっている"状態も見ることができます。その様子を見れば建築にあまり詳しくない人にもおそらくこの建築の凄さが伝わるのではないかと思います。伝わるように建築も遊歩道もデザインされています。そこがこの建築の強さです。
とにかくかなりお金がかかった建築です。こういう建物は、ともすると高価な素材や凝ったディテールの方が目立ってしまって、肝心の建築の本質がピンボケになる場合もあると思いますが、この美術館はそういった事がなく、建築の狙いがビシっとかつ無理なく自然に伝わってきました。これは実は凄いことなんじゃないかと思います。このタイプの建築でお金の無駄使い感を感じさせないって多分凄く難しい。
今回はMTのMAZDAロードスター990Sをレンタカーして行きました。天気の良い日にMTのオープンカーで行くのがお薦めの美術館です。
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(撮影:2022年9月27日)

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2022年5月 5日 (木)

KAIT広場(2020/設計:石上純也)

神奈川工科大学のKAIT広場を見学した。ひとことで言えば「凄まじい」。海外からでも見に(体感しに)来る価値は充分にある。KAIT工房も凄い建築だと思うが、それを軽々と飛び越えていた。いきなりKAIT工房という名作を創りながら更にそれを超えるものを創ることができる才能と精神力には感服させられる。KAIT工房はそのExtremeさを頭で理解する建築だが、KAIT広場のそれは身体で体感できる。確かに建築の内部に”地平線”的なるものが創り出されていた。このプロジェクトの計画案が発表された際に「こんなもの実現できるはずが無い」と思ってしまった自分が恥ずかしいし情けない。凡人と天才の差をまざまざと見せつけられた。
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(撮影:2022年4月20日)

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2022年4月 4日 (月)

軽井沢 千住博美術館(2011/設計:西沢立衛)

元の敷地の傾斜をそのまま床に反映させた傾斜床を持つ内部空間は、写真から想像するよりもずっと良かったです。写真では(おそらく動画でも)実感するのが難しい、素晴らしい空間でした。法規的な難題も巧妙に解かれていて、コンセプトがピュアに実現されている凄い建築です。(残念ながら内部撮影禁止)追記:もしかしたら、私の体験した日本の美術館の中でも一番お薦めかもしれません。
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(撮影:2022年4月2日)

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2022年2月26日 (土)

新宿 TOKYU MILANO 再開発計画(建設中/設計:永山祐子)

この建物の外壁は噴水をイメージしているそうです。前出のルイ・ヴィトン同様「水」の表現ですが、またちょっと違った趣です。(ルイ・ヴィトンはめちゃくちゃお金がかかっていると思います)
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(撮影:2022年2月26日)

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2022年1月16日 (日)

ルイ・ヴィトン銀座並木通り店(2021/設計:青木淳)

この外壁はすごい。
4枚のガラスと、黄色い光を反射するコーティングと青色の光を反射するフィルムを積層して、この光の揺らめきを作り出している。水の柱をイメージしたものらしいが、ここまで”液体感”を再現できている建築は他にないと思う。
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(撮影:2022年1月15日)

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2021年5月 3日 (月)

関西国際空港(1994/設計:レンゾ・ピアノ)

トランジットで初めて利用しました。
コロナ禍の関西国際空港です。
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(撮影:2021年3月17日)

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2021年1月31日 (日)

中銀カプセルタワー(1972/設計:黒川紀章)

知人が部屋を借りたので、中銀カプセルタワーに行ってきました。このカプセルタワーは大きなビルの一部だったのですね。2階までの基壇部分は隣のビルと共有しています。因みに、漫画「アキラ」(大友克洋)が発表され、映画「ブレードランナー」(監督:リドリー・スコット)が公開されたのが、この建物竣工から10年後の1982年です。
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(撮影:2021年01月29日)

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2020年4月20日 (月)

広島逓信病院旧外来棟(1935/設計:山田守)

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私の実家の近くにある、山田守が30歳前後の頃に設計した作品です。数年前「すごくプロポーションの良い建築だよなぁ」と思って調べてみて初めて知りました。彼がモダニズムやバウハウスの影響を受けた後の作品だということがうかがえます。
山田守といえば、日本武道館(1964)や京都タワー(1964)のイメージが強いですが、こんなシュッとした建築も設計していたんですね。
彼がよく使うデザイン言語である角丸がこの建築にも控えめに現われています。
現在残っているのは建設当時の建物の一部分ですが、最近、被爆資料館として解放されるようになりました。
(手前にあるスロープと階段はその際に設置されたものです)
原爆投下の時にも活動していたであろうこの病院が、資料館となった意義は大きいように思います。
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(撮影:2019年12月1日)

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おりづるタワー(2016/設計:三分一博)

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(撮影:2019年11月30日)

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