障子
「幕張の家」の障子が、Houzz内の特集記事で紹介されたようです。
障子を使う場合、私は桟の割り付けやプロポーションを大切にしています。
https://www.houzz.jp/ideabooks/117717499/list
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「幕張の家」の障子が、Houzz内の特集記事で紹介されたようです。
障子を使う場合、私は桟の割り付けやプロポーションを大切にしています。
https://www.houzz.jp/ideabooks/117717499/list
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15周年を迎え現在催されている「混沌と希望」展は展示内容も盛りだくさんでした。キース・ヘリングの生涯を辿るドキュメンタリー映画「ストリート・アート・ボーイ」(2020)を見て予習してから行くのも良いかもしれません。
今回は、ホンダのN-ONE RS(MT、2020年11月発売モデル)をレンタカーして行きました。乗り心地が良く、マニュアル・ミッション(6速!)が非常に扱いやすく、どの速度域からでも加速が充分、等々、動的性能の質の高さにビックリしました。3気筒なのに音も悪くない。(使い古された言い方ですが)軽自動車のレベルを超えています。リズム良くビュンビュン走る、日本の道路で楽しむにはピッタリのスポーツカーです。ホンダが本気を出しています。都内からこの美術館への行程はほとんどが高速道路です。RS(ロード・セーリング)を名乗るこの車の性能を満喫できます。(注:デザインについては色々思うところはありますw)
(撮影:2022年12月19日)
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子供部屋分割リフォームの完了検査に行って来ました。2分割すると4畳半になるということで、狭いのでは?と心配されていたようですが、娘さんたちは「思ったより広い!」と喜んでいらっしゃるとのことでした。良かったです。4畳半は入口の位置を工夫すると案外広く使えます。
写真は12月7日の午後2時ごろの影です。(2022年の冬至は12月22日)
「今までは冬でも半袖で過ごせた」とのことでしたが、南隣に新しく家が建ち、桜ヶ丘の住宅に影が落ちるようになりました。吹き抜けの高い位置に窓(冬なので格子が開けてありますね)を設けておいて良かったです。その窓から室内の奥まで太陽光が入っている様子が写真から分かります。室内がえらく暗く写っていますが、実際には照明のいらない充分な明るさを確保できていました。冬至間近でこの状態ならなんとかなりそうです。
(撮影:2022年12月7日)
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引き渡しから6年半が経った桜ヶ丘の住宅の施主から「長女が中学生になったので、子供部屋を2分割して欲しい」との依頼があり伺いました。これまでは「子供部屋」は”寝室”として2人姉妹で一緒に使っていて、”勉強”は「子供リビング」に勉強机を2つ置いてしていたようです。設計時の想定通りです。将来分割ができるよう子供部屋には入口を2つ設けておきましたので、今回のリフォーム工事は間仕切り壁とエアコンの設置です。
ずっと空地だった南側隣地に住宅が建設中でした。奥様曰く「最初はがっかりしたのですが、プライバシーが守れしっとりとした良い雰囲気にむしろなりました」とのことでした。よかったです。隣の住宅の工事が始まってから鴨は来なくなったそうです。残念…
(撮影:2022年10月17日)
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箱根にあるポーラ美術館を見に行って来ました。
この美術館は車でアクセスするしかないのですが、緑のトンネルを抜ける箱根の峠道のドライブ〜ポーラ美術館〜建物周りに計画された遊歩道の散策までを含めて、この建築を体験する一連の物語が素晴らしく良くデザインされています。車でしか行けないこの山の中に美術館を建てようと思った決断も凄いし、建築の建ち方も素晴らしい。傾斜地にすり鉢状の穴をあけ、その中に免震構造で擁壁から縁を切った状態で建物が浮きながら埋め込まれている。よくこんな事しようと思ったなとクラクラします。恐ろしく大変な工事であり、同時に物凄くワクワクした工事だったろうと想像できます。なにしろ森の中にすり鉢状の擁壁を作るだけでも一大プロジェクトです。
建物の周りには森を散策する遊歩道がデザインされており、その道からはこの建物が山に"浮きながら埋まっている"状態も見ることができます。その様子を見れば建築にあまり詳しくない人にもおそらくこの建築の凄さが伝わるのではないかと思います。伝わるように建築も遊歩道もデザインされています。そこがこの建築の強さです。
とにかくかなりお金がかかった建築です。こういう建物は、ともすると高価な素材や凝ったディテールの方が目立ってしまって、肝心の建築の本質がピンボケになる場合もあると思いますが、この美術館はそういった事がなく、建築の狙いがビシっとかつ無理なく自然に伝わってきました。これは実は凄いことなんじゃないかと思います。このタイプの建築でお金の無駄使い感を感じさせないって多分凄く難しい。
今回はMTのMAZDAロードスター990Sをレンタカーして行きました。天気の良い日にMTのオープンカーで行くのがお薦めの美術館です。
(撮影:2022年9月27日)
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神奈川工科大学のKAIT広場を見学した。ひとことで言えば「凄まじい」。海外からでも見に(体感しに)来る価値は充分にある。KAIT工房も凄い建築だと思うが、それを軽々と飛び越えていた。いきなりKAIT工房という名作を創りながら更にそれを超えるものを創ることができる才能と精神力には感服させられる。KAIT工房はそのExtremeさを頭で理解する建築だが、KAIT広場のそれは身体で体感できる。確かに建築の内部に”地平線”的なるものが創り出されていた。このプロジェクトの計画案が発表された際に「こんなもの実現できるはずが無い」と思ってしまった自分が恥ずかしいし情けない。凡人と天才の差をまざまざと見せつけられた。
(撮影:2022年4月20日)
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すでに巷では若者のinstagram離れが進んでいるらしいですね。
タイミング悪すぎw
https://www.instagram.com/ya__archi/
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日本工学院専門学校で今担当している2年生前期授業では、住宅の設計を行います。学校からの「大学と差別化するため、より実務的な事を教えて欲しい」との要望により、間取りを考えるところから軸組模型を作るまでの演習ができるようプログラムを作りました。敷地・法的条件や仮想施主の要望などをまとめた課題文に沿って各学生がそれぞれ間取りを考え、柱・梁の位置を決め、寸法表から梁せいを求め、伏せ図・軸組図を作成しそれを元にS=1/30の軸組模型を作ります。
3時間15回の授業内で納まるように、「四角い平面で総二階とする」「切妻屋根とする」「ベランダではなくサンルームとする」「ロフトは作らない」等々、条件にはかなり制限をかけているのですが、それでも約30棟の様々なバリエーションの住宅が出来上がりました。二級建築士試験対策も視野に入れた、大学ではあまりやらないような専門学校らしい授業だと思います。
いくつか模型写真を載せてみます。それぞれ、違っているのが分かるでしょうか。
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大好きな美術家「須田悦弘」の展覧会(志村ふくみ・洋子×須田悦弘/THE GINZA SPACE)を見に行きました。作品にどこまで近寄ってもよく、写真も撮ってもよい展覧会。何時間でも見てられます。
「どこがいいの?超絶技巧の彫刻家なんていくらでもいるじゃない?」と問われてもうまく答えることがませんが、そこ(簡単には言語化できないところ)が須田さんの作品の凄いところだと思っています。
「生と死」とか「喜びと悲しみ」とか「明と暗」とか「余白と反余白」とかいう対義語的な”雰囲気”のバランス具合が私の心情にピタっとくるのではないかと、今はなんとなく思っています。
資生堂のギャラリーで催された今回の展覧会では、四季の花が古い化粧瓶と共に展示されていました。
(撮影:2020年02月25日)
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私の実家の近くにある、山田守が30歳前後の頃に設計した作品です。数年前「すごくプロポーションの良い建築だよなぁ」と思って調べてみて初めて知りました。彼がモダニズムやバウハウスの影響を受けた後の作品だということがうかがえます。
山田守といえば、日本武道館(1964)や京都タワー(1964)のイメージが強いですが、こんなシュッとした建築も設計していたんですね。
彼がよく使うデザイン言語である角丸がこの建築にも控えめに現われています。
現在残っているのは建設当時の建物の一部分ですが、最近、被爆資料館として解放されるようになりました。
(手前にあるスロープと階段はその際に設置されたものです)
原爆投下の時にも活動していたであろうこの病院が、資料館となった意義は大きいように思います。
(撮影:2019年12月1日)
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構造設計家多田脩二さんの事務所兼住宅であるWKBに、打合せに行ってきました。初、新関建築体験です。予想よりもボリュームが小さく、街のスケールにフィットしていました。
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先日、お昼の定食屋さんで川上弘美の小説「センセイの鞄」を読んでいたら、以下のようなくだりがあり、一人で笑ってしまいました。
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「鮎子は、元気なの」わたしが聞くと、小島孝はうん、と頷いた。
「その上司と結婚して、三階建て2×4(ツーバイフォー)住宅に住んでるらしい」
ツーバイフォーか、とわたしが言い、ツーバイフォーなんだ、と小島孝が答えた。
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注記:鮎子は小島孝の元嫁で、上司とは元々不倫関係。同窓会的花見での会話です。
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解体2日前の「緑が丘の住宅」を見学しに行って来ました。小さい空間、大きい空間、小さい空間、大きい空間…、を効率よく配置することを1本の補助線で解こうとした試みなのだなと思いました。建物の隅々に1970年代の空気が宿っているように感じました。この住宅が建ってから1年ほどの間に、安藤忠雄の「住吉の長屋」、伊東豊雄の「中野本町の家」、篠原一男の「上原通りの住宅」が竣工しています。まったく、スゴイ時代です。
こちらに平面図が掲載されています。
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